この記事は、2024年11月-12月に行われるJO1のアリーナツアー、“JO1DER SHOW 2024 WHEREVER WE ARE” のFC先行当落アンケートレポートです。
関連記事:[JO1DER SHOW 2024] “WHEREVER WE ARE” FC最速先行当落アンケートレポ
<アンケート概要>
アンケート名:JO1der Show 2024 “Wherever We Are”FC先行当落アンケート
回答期間:2024年9月7日〜10日
回答数:約3800件
調査方法:Googleフォーム(WEBアンケート)
本当にたくさんのご協力ありがとうございました!
FC先行申し込み公演
FC先行で申し込んだ公演(複数回答)
最も申し込みが多かった公演は11/23横浜ですが、11/24昼横浜、12/7神戸、12/8昼神戸、12/11神戸も申込多めでした。
キャパ考慮した場合の倍率は、神戸が全体として高い傾向にありました。最速先行でも神戸が倍率が高い傾向にありましたが、よりその傾向が強まっています。
FC先行当選状況
FC先行でいずれかの公演に当選した方は約64%でした。
最速先行での当選率は8割、昨年のBTDツアーでのFC先行当選率は約7割でしたので、当選率としては昨年よりは少し下がるものの、ほぼ同程度の推移と考えます。
なお、今回の先行に関しては2公演以上の当選(実際には2公演当選のみ)が1割ほど報告があったのがこれまでの傾向と大きく異なる部分です。
FC先行公演別当選率
公演別での当選状況は下図の通りです。
最速先行ではおおよそそれぞれのキャパに合わせた当選数を出している印象でしたが、FC先行ではキャパに比して横浜が多くの当選を出しており、特に神戸では1公演あたりの当選報告数が最も少なくなりました。
当選率を見ると、最も当選率が高かったのは横浜11/24夜の46.5% 、最も当選率が低かったのは神戸12/7の3.8%でした。
最速先行と比較すると、横浜はFC>最速、神戸・静岡は最速>FC、福岡はほぼ同程度当たりやすかったという状況でした。
1公演のみ申込者の当選状況
1公演に絞って申し込んだ方の、それぞれの公演での当選状況が下図です。
最速先行同様、1公演申し込みで当選した数は公演によって異なることから、「1公演のみ応募した人の枠」というものは存在しないのではと考えます(複数公演申込者と同じ枠での抽選)
当選率としては下図の通りとなります。この結果で見ると、1公演申込者の数と当選率には相関はなく、全体の傾向と同様であることがわかります。
神戸が当選率が低め、横浜は高めの結果となりました。
席種別当選状況
着席指定席については、今回静岡・福岡では当選報告ありませんでした。
横浜・神戸ではどの公演でも複数報告ありましたので、静岡・福岡では設定がなかったものと考えられます。
JO1 MAIL先行での枠がどうなっているか不明ですが、申し込む方は留意してください。
また、指定席・着席指定席ともに第1希望・第2希望当選の両方がありましたが、着席指定席の第2希望での当選は、横浜会場では当選報告1件のみでした。
複数公演当選について
今回、複数公演当選した方は全体の1割程度いらっしゃいました。
これは今回個人的には最も予想と異なった点です。過去の抽選傾向を見ても、複数公演の当選はほぼ例がなく、前回のレポのQ&Aでも「ほぼないと思います」と言い切ってしまっていましたので、それを参考にして1公演に絞った方がいたら申し訳ないと思っております。
一方で最速先行とFC先行いずれでも当選していない方もいらっしゃるので、どういう方針の抽選方法なんだろうと疑問に思う部分もあります。
複数当選された方の当選公演を見ると、「横浜・静岡・福岡公演のみ」で、開催地をまたいだ複数当選(例:横浜と福岡で1公演ずつ当選など)も、同じ開催地での複数当選(例:横浜24日昼&夜の当選、福岡1日目と2日目の当選など)も両方とも多数の報告がありました。神戸を含む複数当選は報告ありませんでした。
3公演以上の同時当選も報告なく、2公演までの当選という制限があったものと推察します。
なお、複数公演当選された方の申込方法は、「同じ連番相手で同行者入れ替えなし」「同じ連番相手で同行者入れ替えあり」「単番」のいずれでも多数報告ありましたので、同行者の入れ替えは特に影響していないものと見ています。
最速先行の当落の影響
最速当選・落選者のFC先行当選率
1公演以上の当選率は、最速落選&未応募者(合わせて最速未当選者と今後表記します)が最速当選者よりも高い傾向となり、全体としては未当選者優遇がある結果となりました。ただこれは公演によって異なるため、後述します。
2公演以上の当選はほぼ最速未当選者に限定されていました。
最速当選者の当選があり、最速落選しFC先行で2公演当選される方がいる一方で、最速先行でもFC先行でも落選という方も約25%いらっしゃいました。
FC先行の公演別当選状況への最速当落の影響
1つ目のグラフが最速当選者、2つ目のグラフが最速落選者の各公演の当選率です。2つのグラフを見比べると、神戸公演のみ最速落選者優遇があり、最速当選者の神戸公演当選はほぼ報告がありませんでした。
横浜・静岡・福岡では当選率に大きな差は見られませんでした。
なお、最速先行で神戸公演が当選している方も、他開催地であればFC公演での当選は多数報告ありました。つまり当選の組み合わせとして“最速神戸→FC横浜”はある一方で、“最速横浜→FC神戸”はありませんでした。
最速先行と同行者を変更した場合の影響
連番申込者について、最速先行と申込者・同行者を変更したかを聞いたところ、連番相手を変えたり、同じ連番相手で申込者を変えたりした場合でも、全く同じように申し込んだ場合と当選率は変わらず、影響はありませんでした。
最速+FC両落選者
最速先行とFC先行で両方とも落選された方の申込に特定の傾向があったかどうかについて知りたいという声がありましたので、両方の先行で落選した方が申し込んだ公演と公演数の分布を当選者と比較しています。
結論から言うと、どのように申し込んでいても両落選の可能性はあった、と言うことになります。
例えば今回比較的当選率の高かった横浜を申込に含めていても落選された方も多数いらっしゃいますし、10公演以上申し込んでいて落選された方もいます。
結果論的に、横浜を含めている方が当選者に多い、申込公演数が多い方が当たりやすい、といった傾向はもちろんありましたが、こういった申し込み方だったから落選が続いたのかも、といった考えはなさらなくて良いのではと考えます。
さまざまな要素と当落の関係
申し込み枚数
ほとんどの方が全て単番もしくは全て連番で同じ連番相手との申し込みでした。
最速先行では単番での申し込みは当選率がやや高い傾向にありましたが、今回は申込枚数や申込み方での影響はあまり大きくありませんでした。
「入れ替えても抽選で弾かれることはない」「申込者と同行者を入れ替えるメリットは特にない」程度に思っていただくのが良いかなと思います。
申込公演数
最速先行においては、申込公演数と当選率に相関はなく、何公演申し込んでもあまり当選率が上がる傾向にはありませんでしたが、FC先行では全体として申込公演数が増えるほど当選率が高くなる傾向にありました。
2公演当選があったことからしても、最速先行とは違った抽選方法が取られたのではと推察します。
申込者のFC加入歴
申込者のFC加入が今年の方でやや当選率が高くなる傾向にありましたが、これは優遇というよりは、最速未応募の月会費の会員の方が比較的多かった影響と考えます。
同行者のFC加入有無
同行者のFC加入有無及び加入種別(年会費・月会費)は当選率との間に相関はほぼありませんでした。
決済方法
決済方法別に見ると、コンビニがやや当選率が高い傾向にありましたが、統計学的有意差はなく、どの決済方法を選んでも当選率には影響はありませんでした。
また、クレジットカードで申し込みをして当選した方の中で、事前に利用通知がきていて時間をお答えいただいた方は約3割でした。通知の時間は2:00〜3:00の方が多く、特に2:00ちょうど、2:30-2:50の通知の方が突出して多くなっていました。利用通知の時刻と当選した公演等の間に相関はなく、おそらくクレジットカードの会社や利用通知の設定により異なっていたものと推察しています。
申込者の年代
主に申込者となった方の年代別に見ると、ややばらつきがあるように見えますが、相関は見られず、当選率への影響はありませんでした
その他
ローチケとチケプラの住所や電話番号の不一致を懸念されていた方も一定割合いらっしゃったのですが、当選率には影響なく、弾かれる等もありませんでした。
その他申し込み時の記載ミスなど懸念を抱いていた方でも、当選報告多数ありましたので、基本的には細かな入力のミスなどは当選に影響していないものと考えています。
JO1 MAIL先行の申し込み
JO1 MAIL先行の申し込み有無
今回の回答者のうち、FC先行申込み予定または検討中の方は75%とほとんどの方が申し込み予定です。
JO1 MAIL先行申し込み予定公演
神戸が全体的に希望数が多くなっています。FC先行では横浜も人気が高い開催地でしたが、今回多くの当選が出たことで、他会場と同じくらいの希望数に下がっています。
その結果、キャパを考慮した人気度としては、神戸がかなり高くなっており、次に静岡が人気度が高くなっています。
最速先行+FC先行の当選報告数合算
前回の最速先行とFC先行の当選報告数を合算したものが下のグラフです。それぞれのアンケート回答数が異なるため、各先行に応募した人の割合を推定した上で母数を調整したものになっています。
これを見ると、神戸はFC先行での当選数がかなり少ないことが分かるかと思います。
キャパを考慮してどのくらいの割合が現在埋まっているかを予想するグラフが下記です。
ただ、これは初日が現時点で8割埋まっていると仮定した場合ですので、これが実はもっと少ないとなると割合は大きく変わってきます。
この仮定にたった上では、最速先行当選者が各会場のキャパに対して占めている割合は現時点で半分以下と言うことになります。
キャパの分母はあくまで会場最大キャパですので、ステージ構成によっても大きく異なります。これだけで座席の範囲の推定をするのは難しいので、今後の先行の報告数を積み上げたうえで予想できればと思っています。現時点でのざっくりとした予想として捉えてください。
所感
今回のFC先行についてはとにかく「最速→FC先行両当選者がいる一方で両落選者がいる」「最速落選者の中で複数当選者がいる一方で再落選者がいる」と言う2点で不公平感が生じた抽選だったと感じます。
神戸公演では確かに最速未当選者優遇があったのですが、元々の倍率が高いのであまり救済の効果は大きくなかったのではないかと思います。
公平感を増すためには、当選枠の大きい横浜公演に申し込みをしている最速落選者を優先して当選させて残った枠を最速当選者で抽選し、複数当選は全員に行き渡った上でそれでも枠が残っている場合のみに限定するという方法もあったのではないかと思います。
その方法を取らなかったのは、システム上の問題なのか、何か意図があったのかはわかりませんが、アンケートを取っている個人の意見としては今後の先行ではできるだけ多くの方にチケットが行き渡ると良いなと感じております。
Q&A
最速先行・FC先行で当選していたらJO1 MAIL先行では当たらないか
INIのファンコンツアーでは、確かに既当選者のINI MAIL先行当選報告はほぼ0でした。ただ、今回のFC先行と同様、INIファンコンツアーとは違った抽選方法になる可能性が高いです。
参考記事:[FLIP THE CIRCLE] INI MAIL先行当落レポ
JO1 MAIL先行で2つ以上の公演が当たる可能性はあるか
FC先行で複数当選があることも予想できなかったので、次回もどうなるか予想は難しいです・・・。
最速先行・FC先行の席はどのあたりか
JAMの皆さんの全体のうちどのくらいの方がこのアンケートにお答えいただいているかわからないので予想は難しいというのが前提です。
最速先行・FC先行の当選数合算の項でも記載した通り、今後の先行の当選報告数を見ながら予想はアップデートしていこうと思いますが、会場により異なりそうです。
およそキャパの半分弱を最速先行で埋めているような感じが現状はしています。
以上