🧊【2025年版】夏フェス対策 完全ガイド 〜アンケート結果と正しい知識で、いのちだいじに〜

この記事は約13分で読めます。

この記事は、夏の野外ライブやフェスに参加するすべての人に向けた、“リアルな声×正しい知識”でつくる熱中症対策ガイドです。
アンケートで集まった現場の知恵や不安の声をもとに、持ち物や服装、体調管理のコツまでまとめました。
全員が「楽しかった!」と終われる夏フェスのために、いま知っておきたい対策を一緒にチェックしていきましょう。

今年の夏フェス、命を守る準備できてますか?

今年もやってきました、灼熱の夏フェスシーズン🔥
大好きなアーティストにいつもとは違った環境で会えるこの日を、楽しみにしている人も多いはず。

でも、野外ライブ=“楽しい”だけじゃありません。
年々過酷になる夏現場、慣れない環境で熱中症や脱水症状で救護に運ばれる人が毎年続出しているのも事実。

実際、今回行ったアンケートでも「体力に自信がない」「1人参戦で倒れたら不安」という声が多く寄せられました。

そこでこの記事では、
・正しい熱中症対策の知識と、
・フェス参加者のリアルな声に基づいたアイテムや服装の工夫
をまとめました。

最後には、”みんなで作った夏フェス持ち物ガイド”画像も配布しております!
2025年の夏フェスを、ゼロ災で駆け抜けるために、みんなで備えていきましょう!!

<アンケート概要>
アンケート名:夏の野外ライブ対策アンケート
回答期間:2025年7月8日〜17日
回答数:約170件
調査方法:Googleフォーム(WEBアンケート)


信頼できる情報で熱中症を正しく知る

まずは、厚生労働省や環境省が発信している信頼できる熱中症情報を簡単にご紹介。

🔗 厚生労働省「熱中症を防ぎましょう」
🔗 暑さ指数(WBGT)予報サイト

各フェス公式サイトに熱中症対策特設ページができていることもありますので、フェス情報と一緒にチェックするのも◎

💡知っておくべきポイント:

  • 「気温」よりも「WBGT指数」をチェック!
  • 水分だけじゃNG、塩分も一緒に補給が必須
  • のどが渇く前に飲むのが正解
  • 汗が止まらない=危険サインのことも

上記の基礎知識を踏まえたうえで、いよいよアンケート結果に移っていきます!


みんなが選んだ!夏フェスに必要な持ち物TOP5

アンケートで回答の多かったアイテムは以下の通り👇

「夏フェス上級者」としているのは、夏フェスへの参加経験について「何度も経験があり慣れている」と答えた方の回答を抽出したものです。

棒グラフの色分けについては次の章で説明します!

必要だと思う持ち物TOP5(全体)
1位:飲み物(100%)
2位:タオル(97%)
3位:日焼け止め(93%)
4位:帽子・キャップ(90%)
5位:ボディシート(汗拭き用)(86%)

いずれも「暑さと紫外線から身を守るための定番アイテム」が上位を占めました。
中でも「飲み物」はほぼ全員が選択しており、最重要アイテムといって間違いありません。

🔍 経験者の声はどう違う?

興味深いのは、「フェスに慣れている」上級者たちの回答傾向
全体傾向は大きく変わりませんが、全体に比べて選択数が抑えめなのが特徴的でした。

これは「持ち物を厳選している」「現地での対処に慣れている」という、経験者ならではの知恵かもしれません。
また、そんな中でも全体よりも高い割合で「必要!」と答える方が特に多かったアイテムは下記の3つでした。

帽子・キャップ(全体90%に対して96%)

帽子をかぶっていない人が過去の夏フェスで次々に倒れていたという目撃情報も・・・経験者は「帽子はマスト!」と考えているようです。

おしゃれは二の次と思って行って欲しい。着る服、帽子、持ち物をちゃんとフェス仕様に!始まるまでにバタバタと倒れて運ばれて行く人を見てると切なくなる。

日焼け止め(全体93%に対して96%)

とにかく日焼けすると体力が奪われるので日焼け止めの優先順位が高い!と答える経験者多数。

メイクはとにかく日焼けしないことだけ考えて日焼け止め以外は塗りません。定期的に塗り直ししないと確実に焼けるので、塗り直ししやすいスプレータイプを持参するといいです

塩分補給タブレット(全体81%に対して88%)

暑い中で大量に汗をかくと、体内の塩分(ナトリウム)も一緒に失われます。
水分だけを補っていると、逆に体のバランスが崩れてしまうことも。
熱中症対策としては「水+塩分」がセット。過去に、水しか飲んでいなくて倒れてしまったという経験者も・・・
水分だけでなく塩分も補給しないといけないということを経験者は身をもって知っています。


💬 コメントから見える工夫のヒント

「飲み物は絶対に2L以上。1本は凍らせて、保冷バッグに入れて持っていきます」
「ボディシートはひんやりタイプより“香りのないサッパリ系”がおすすめ」
「タオルはグッズより吸水性重視で選ぶこともある」

こうしたリアルな声は、**経験者ならではの“生きたノウハウ”**としてとても参考になりますね。


このあと紹介するオリジナルの「夏フェス対策A〜D分類」では、こうした人気アイテムを目的別に分けて整理していきます!
「全部持っていくのは無理…」という人も、優先順位の参考にしてみてください◎


分類して考える!フェス持ち物の優先順位

必要な持ち物はわかったけど、荷物をすべて詰め込むのは無理…という人も多いはず。
過酷な夏現場では、重い荷物も体力消耗の原因になってしまいます。
そこで今回の記事では、アンケートで多かったアイテムたちを「目的別」に4つのカテゴリに分類しました!

それぞれの分類で役割が異なっており、A→Dの順に優先順位が高くなっているので、これをもとに取捨選択するのが賢い持ち物リストの作り方!

🟥A:汗によって奪われるもの(水分・塩分)を補う

命を守るための最重要カテゴリ。
水分だけでなく、汗で失われる“塩分(ナトリウム)”も一緒に補給することが大切です。

✅ 必須アイテム

  • スポーツドリンク、水(最低1.5〜2L推奨)
  • 塩飴、塩分補給タブレット、経口補水液
  • 凍らせたペットボトル

アンケートでは、半数が1L以下とお答えになりましたが、数時間にわたる待機の場合は、少なくとも1.5L程度は持っておくべきと考えます。(現地ですぐに水が手に入る状況であれば良いですが、そうでない場合も備えて)

経験者の方の中には、すぐに飲める2Lのペットボトルに加え、凍らせた500mLペットボトルを数本持っていく、という方もいらっしゃいました。

当日の環境や体質にもよると思いますが、途中でなくなってしまうことは避けたいので、ここは荷物の中でも優先して持っていきたいところです。

💬 経験者コメント:

「凍らせるタイプのドリンク(パウチのもの)を保冷剤代わりにして保冷バッグに入れて行きます!」

アミノバイタルは神!フェスの前後にアミノ酸・クエン酸飲料で疲労回復できます

このように上級者は、複数カテゴリを兼任するアイテムにより、荷物の削減を図ったり、水分塩分以外にもアミノ酸やクエン酸の補給でフェス疲れ回避を図っていました!

🟦B:体温を下げる(あげない)

暑い日中、体温の上昇をいかに抑えるかがポイント
直射日光から頭部を守る帽子は特にマストアイテム。
ひんやりグッズとしては、「首まわりの冷却」は即効性が高く、上級者の間でも重視されています。

メントール等を使った「冷感アイテム」ではなく、凍らせたものなど、「本当に冷たいもの」を必ず使うようにしてください。

✅ おすすめアイテム

  • 帽子(キャップ・サファリハットなど)
  • ネッククーラー、保冷剤(首に当てる系)
  • 凍らせたタオル、冷却スプレー
  • パウチ飲料を保冷剤がわりに

💬 経験者コメント:

フェイスタオルを凍らせてジップロックに入れとくと、ちょっとした時にひんやりリフレッシュできます(何時間もいると効力は薄まりますが)

小さめのハンカチやフェイスタオルを凍らせて持っていくと、ちょっとした時に役立ちます。

🟨C:快適さを保つ

汗だくでもできるだけ快適な状況を保つためには、におい・ベタつき・紫外線対策がカギになります。
肌や目を守るアイテムがあると、後半の体力の持ちが変わってきます。

ただし、ひんやり感じる系のボディスプレーなどは、表面がひんやりした気になるだけで、実際には体温が上がってしまって危険になってしまうこともあるということなので、必ずカテゴリBの「体温を物理的に下げる」アイテムと併用するようにしてくださいね。

✅ 快適アイテム

  • タオル
  • 汗拭きシート、冷感スプレー
  • UVカットアームカバー、日焼け止め(スプレータイプも◎)
  • ハンディファン(冷却プレート付きが人気)
  • サングラス

特にタオルについては、95%以上とほとんどの方が「アーティストグッズのタオル(マフラータオルなど)」を持参すると答えていました。
首にかけられるタオルは日除けにもなるし、そのアーティストを応援しているという応援グッズにもなるので、荷物を減らしたいフェスにはピッタリのアイテムです!

💬 経験者コメント:

ビオレの冷バンドおすすめです。首に下げてハンディファンでかなり涼しかったです。

凍らせたペットボトル飲料を何本か持っていくと、飲み物としてだけでなく、簡易的な保冷剤代わりにもなり、首筋などを冷やせて便利です。


🟩 D:ライブを楽しむためのグッズ

ここは推し活の醍醐味ゾーン!とはいえ、優先順位は低め!
“暑さに配慮したグッズ選び”がポイント
重い荷物や無駄な荷物は避け、軽くて機能的なものを厳選しましょう。

✅ 楽しむための持ち物

  • Tシャツ(公式グッズT/着替え用も含めて複数枚)
  • タオル(グッズ系、吸水重視なら市販のものもアリ)
  • タイテ印刷(スマホの充電対策としてもおすすめ)

💬 上級者コメント:

「ペットボトルにタオル巻いておくと結露でカバンがびちゃびちゃにならないし、体を拭くと気持ちいいです。」

「フェスであればタイテを印刷してスマホに挟むのおすすめ。夏の野外はスマホの電池の減りが凄まじいので!」


ちなみに、アンケートで「必要ないと思うもの」の上位にランクインしていたのも、このカテゴリー。

夏フェス現場に必要ないと思うもの(複数回答可)
1位:うちわ・ボード
2位:ペンライト
3位:ぬいぐるみ類
4位:アクスタ・トレカ類

無くてもどうにかなる、グッズより自分の体の方が大事

野外で日中ならペンラはいらない、うちわよりタオルの方がよい

上記のように、周囲の邪魔になるということに加え、限られた荷物の中では優先順位が低いため必要ない、と答えた方も多くいました。

その他:いざというときに備えるもの

上記AーDのジャンルからは外れますが、いざというときに持っておくと便利!というものもありました。

・レインコート

天気が変わりやすい夏の空でも、フェス現場では傘の使用はNG。コンパクトなレインコートを持っておくと安心です。

・ゴミ袋・ジップ付き袋

これも急な雨に役立つもの。ゴミ袋は一時的に荷物を雨から守ったり、ジップロックは濡れてはいけないものを入れておくのに役立ちます。

・レジャーシート

これは、芝生エリアがあるような1日がかりのフェス参戦時には必須アイテム!
サマソニのような都市型フェスでは出番がないかもしれないので、現場に合わせて選択してください。

・保険証

もしもの時に必要、ということで、保険証は持っていく!というご意見がありました。

以上のように、A〜Dのカテゴリ+その他で持ち物紹介をいたしました。

A→B→C→Dの順で優先順位を意識すれば、荷物を削るときの基準にもなります。
「全部は持てない…」という人も、この4カテゴリを意識して最低限を備えることが大事!

この記事の最後ではこの4カテゴリに分けた、夏フェス持ち物リストを配布します!

次の章では、服装やメイクの傾向をアンケートから見ていきます👕🌞


夏フェス仕様の服装とメイク

この章では、気になる夏フェスファッションについてのアンケート結果をまとめました

夏の野外ライブに参加する時に多い服装

夏の野外ライブの時の服装は下記のような結果になりました。

1位:タンクトップやTシャツ+ロングパンツ (52.2%)
2位:タンクトップやTシャツ+ショートパンツ (25.3%)
3位:タンクトップやTシャツ+スカート (11%)
4位:ワンピース(7.1%)
その他 7%

動きやすさと日差し対策で、ロングパンツが1位となりました。

この基本服装に、日焼け防止で羽織り(ラッシュガード、UVカットパーカなど)をプラスする、という方が多かったです!

ハーフパンツ派はレギンスをプラスするという方も◎

特に野外のライブでは、長い草が生えていたり虫対策で、足首周辺が出ないロングパンツが良いという意見もある一方、風通しが良いのでワンピースやハーフパンツが涼しい!という意見もありました。

ロングパンツの場合も、涼しい、速乾の素材を選択する方が多く「デニムは絶対にやめて!」の意見も。また、トイレなどで引きずらないよう、裾が絞れるタイプがおすすめという意見も複数ありました!

その他、ファッションについては、靴についての言及が多く、「サンダルは足を踏まれる可能性があるので、スニーカーがおすすめ!」という意見が目立ちました。

夏の野外ライブでかぶる帽子の種類

夏の野外ライブでかぶる帽子の人気はこちらです

1位:キャップ (42.3%)
2位:サファリハット (25.8%)
3位:バケットハット (18.1%)
4位:帽子はかぶらない(8.8%)
その他 5%

キャップは、グッズや元々ファッションで持っている方も多いため、一番人気となりました。

一方、キャップは首や耳が焼けるという方は後ろ側にもツバのあるサファリハットやバケハを選んでいました。

また、帽子をかぶらない派の方は、冷感ポンチョやパーカーのフードをかぶるという方もいらっしゃいました◎

頭部の体温上昇を避けるためにも、ぜひ何かしら頭を守るものを持っていってくださいね!

夏の野外ライブ仕様のメイク

メイクに関しては、夏の野外ライブでは「いつも通り派」「使うコスメを変える派」「いつもより薄めにする派」がほぼ3割ずつとなりました。残り1割がメイクしない、その他です。

「いつもとコスメを変える」派の人は下記のように対策していました。

  • 崩れにくい下地・パウダーを使う
  • 日焼け止め効果の高い下地を使う
  • メイクキープミストを多用!

そのほか、目周り(アイラインやマスカラ)はしない、など色々と工夫されていることがわかりました。


フェス参加者の“知恵袋”シェア!

ここで、持ち物や服装・メイク以外で参加者の皆さんから寄せられたアドバイスをいくつかご紹介!

先人の知恵をお借りして、夏フェスを楽しみましょう!

たくさんのアドバイスありがとうございました!全てをご紹介できず申し訳ありません!

食事・睡眠時間の確保:

  • 「数日前から睡眠を十分にとり、アミノ酸も摂取。フェス後はクエン酸飲料で疲労回復。」
  • 「前日は早く寝る!朝ごはんはしっかり食べる!」

水分補給の徹底:

  • 「ライブ中も水分補給はこまめに行うことをおすすめします。」
  • 「喉が渇く前に水分補給は必須です!」
  • 「トイレ対策で水分を我慢するのは絶対やめた方がいいです。去年のフェスでも、何人も倒れていく人を見ました…。たくさん水分を摂っても、汗でどんどん流れていくせいか、あんまりトイレに行きたくならないので何とかなります。」

無理をしない:

  • 「体調が悪いと感じたら無理せず休憩しましょう。倒れてしまっては元も子もありません。」
  • 「周りの人に迷惑をかけないよう、体調管理はしっかり行いましょう。」

フェスを楽しむために:

  • 「お昼食べるのも時間帯によってはかなり並ぶので、余裕もってスケジュール組んだほうがいいと思います」
  • 「携帯がだんだん熱くなります。私は以前熱い屋外でずっと使ってしまい、触れないほど熱くなってしまいました。そして、屋外の熱い場所はバッテリーの消耗が早いので、時間確認は基本時計、形態は日に直接当てないように触ることをすすめます。」
  • 「スタンディングに慣れていないと、みんな前に前にと圧縮しがちですが、少し距離感に余裕持った方が見えます。そして、みんなその意識を持てばみんなちゃんと見えます。」
  • 「電波が悪いことが多いので、友だちとの待ち合わせ場所は最初に決めておいた方がいいです(日陰の端がオススメ)」


さいごに:持ち物チェックリスト画像(保存用)

A〜Dの分類に沿った持ち物チェックリストを作成しました!
🧷ぜひ保存してフェス前にお役立てください◎


🎉 まとめ

夏フェスは最高の思い出になる反面、体調を崩してしまっては楽しさも半減。
「なんとなく持っていく」ではなく、根拠ある準備で“いのちだいじに”、みなさんがゼロ災でこの夏を終えることを心から願っております。

この記事があなたの夏フェスライフを支える一助になりますように!

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